
タイル剥落事故が年々増加している
外壁タイルの剥落事故は、建物の経年劣化、震災、施工不良、強風・豪雨などの要因により
近年増加傾向にあります。特に築10年以上経過した建物でリスクが高まり、梅雨から夏にかけての気温差や雨水侵入が引き金となり、人身事故や車両破損を誘発しています。
主な傾向と特徴は以下の通りです。
- 事故の要因: 施工時の接着不良(瑕疵)や、シーリング材の劣化(10〜15年で寿命)から雨水が侵入し、内部の浮きが進行して最終的に剥落するケースが大半です。
- 高リスクな建物: 1回目の大規模修繕(12〜15年)前後に多くの瑕疵が発見されており、施工不良がある場合はタイルが2-3%以上浮いていることもあります。
- 事故時の影響: 40cm四方程度の重いタイルが落下することもあり、歩行者や走行中の車両に当たると重大な人身事故に繋がる。
- 対策とトレンド: 建築基準法に基づく10年ごとの「全面打診調査」に加え、近年ではドローンやAIを用いた剥離検査技術が導入されています。
重大な事故を防ぐため、日頃の目視点検と適切なメンテナンスが必要です。

打診検査でタイルの浮きを確認
タイル打診検査とは、打診棒などでタイルを叩き、音の響きの違いでタイルの浮きや剥離を調査する方法で、特定建築物の定期調査で義務付けられており、正常なタイルは高い音、浮いたタイルは低い音(鈍い音)がするため、劣化箇所を効率的に発見できます。足場などが必要でコストはかかりますが、熟練の技術者が行うことで高い精度が得られ、赤外線調査と併用されることもあります。
検査の目的と義務
- 目的:タイルの剥落による落下事故を防ぎ、歩行者等の安全を確保するため。
- 義務:特定建築物(不特定多数が出入りする建物など)は、10年ごとに外壁の全面打診が義務付けられています(国土交通省告示による)。
調査方法
- 打診棒(テストハンマー):先に玉が付いた棒やハンマーでタイルを叩く。
- 音で判断:
- 正常:響きが良く、高い音。
- 異常(浮き・剥離):音が鈍く、こもった低い音になる。
- 調査員が判断:調査員の経験や感覚が重要で、経験豊富な技術者が実施する。
- 足場等:高所作業には、足場、高所作業車、ロープアクセス(ロープ降下)などが用いられる。

タイル落下は意外と多い?
建物の外壁タイルが落下すると、
人命に関わる大きな事故に繋がる恐れがあります。
1. タイルが落下する主な原因
- 経年劣化: 紫外線や風雨によりタイルと下地の間の接着力が低下します。
- 温度変化: 日射によるタイルの膨張と収縮の繰り返しで、下地との間に浮きが生じます。
- 地震・台風: 建物への強い衝撃や揺れにより、接着面が剥がれます。
- 施工不良: 新築時のモルタル不足や、水分が急激に奪われるドライアウト現象などが影響します。
タイル落下の人災は誰の責任?
タイル落下の事故責任は、原則として建物の所有者(オーナー)が負います。民法第717条の「土地の工作物責任」に基づき、管理不備や点検不足による損害賠償義務が発生し、無過失責任を問われる場合もあります。分譲マンションの場合、管理組合が責任の主体となりますが、最終的には所有者が負うケースがほとんどです。
タイル改修方法は?
タイル改修は、
軽微な浮きには「エポキシ樹脂注入」、剥がれには「張替工法」、広範囲の安全性向上には「ピンネット(複合)工法」が適しています。症状(ひび割れ、浮き、剥がれ)や箇所、予算に合わせて工法を選択し、主に、洗浄、下地補修、タイル貼り付け、目地埋めという手順で行われます。
タイル改修の主な工法
- 接着剤(エポキシ樹脂)注入工法:
タイルが浮いている(コンクリート下地から剥がれている)箇所に対し、専用ドリルで穴をあけ、エポキシ樹脂を注入して固定する工法。 - 張替工法:
タイルが剥がれた、欠損した場合の一般的な工法。既存タイルを撤去し、下地を清掃後、新しいタイルを貼り、目地モルタルを充填する。 - ピンネット工法(複合改修工法):
外壁全体をネットやアンカーピンで固定し、剥落を防止する高い安全性を持つ工法。長期的な耐久性を重視する場合に最適。 - 目地ひび割れ補修工法:
タイルと目地の境界のひび割れに対し、劣化した目地を除去して、新しい目地材を詰め直す方法。 - タイル・リニューアルシート工法:
既存のタイル上に、タイル模様を再現した耐久性の高いアルミシートを貼り付けて補修する方法。
超おすすめ3回塗るだけでタイル落下を防ぐタイルホールドとは?

タイルホールド
KFタイルホールドは、KFケミカル株式会社が開発した超強靭なポリウレア樹脂塗料を用いた、タイル剥落防止工法です。透明な薄膜
0.2∼0.3mm)を塗るだけで、1m²あたり約3.3tの荷重に耐える強度を発揮し、タイルの落下を防ぎます。意匠性を維持しつつ防水・高耐候性も備え、工期短縮とコスト削減を実現する新しい補修工法です。
主な特徴とメリット
- 強力な落下防止能力:強靭で柔軟なポリウレア樹脂がタイルの浮きを抑え、地震や経年劣化による落下を防止。
- 意匠性の維持:透明な塗膜のため、タイルのデザインや色調を損なわず施工可能。
- 防水効果:緻密な塗膜が目地からの雨水侵入を防ぎ、コンクリート下地の劣化を抑制。
- 低コスト・短工期:従来のネット貼り付けなどの手法に比べ工程が少なく、3工程で完了するため、コスト削減と工期短縮を実現。
- 10年保証:施工後最大10年間の剥落保証制度(KFタイルホールド工業会会員による施工)があり、高い安心感がある。
タイルホールド価格は?

Fタイルホールド工法の施工費用は、通常平米あたり約13,000円〜18,000円が相場です。剥落の10年保証付きで、透明なポリウレア樹脂塗料を用いて外壁タイルの意匠性を残しながら落下を防ぐ高耐久な工法です。足場費や高層階の作業費は別途必要です。
KFタイルホールドの金額・特徴のポイント
- 費用相場: 平米単価 13,000円〜18,000円程度
- 特徴: 0.2〜0.3mmの薄膜で、1m²あたり3.3tの荷重に耐える強度
- 保証: 10年の剥落保証が付帯
- メリット: 透明性が高く、タイルの意匠を損なわない
- 別途費用: マンション等の高所作業では10〜20万円の追加費用が発生する場合がある
正確な見積もりには、建物ごとの現地調査が必要です。
https://www.k-fine.co.jp/business/industrial-building-paint/tile-hold.php
タイルホールド工業会






























